講師養成プロコース１２月は「ソッフリット」がテーマでした。

◆チキンの白ワイン煮込み

◆ボローニャ風ラグーのタリアテッレ

◆メリーマンマの野菜と大麦のスープ

◆かぼちゃとサルシッチャのリゾット

ソフリットは、香味野菜のみじん切りを多めのオリーブオイルで炒めた、イタリア料理のベースになる調理法です。
炒めることにより、野菜の甘味や旨味をぐっと引き出します。

今月は、おもにエミリアロマーニャ州マンマの味を伝授しました。

香味野菜の切り方は、料理によって変えるのはなぜか？
いつもきれいなみじん切りでなくても、美味しくできるのがマンマの料理です。

対面、オンラインの講座生から早速作った報告が写真とともに届きました。

「みじん切りの香味野菜がこんなに美味しいソースになるなんて、びっくりです！」
「スープはシンプルに美味しくできました。胃を休めるために夜はこれだけでいいかも」
「もち麦のスープも旨味が出ていて、すごく美味しかったです」
「素材の味を引き出したパスタは家族に絶賛でした！」

すぐに作って練習する行動力が素晴らしい受講生さん達。
この頃は、ほとんど失敗なく作って、ご家族にも好評のようです。
がんばっておられるのが伝わってきます。


教室運営講座では、先月から２か月に渡ってご自身の本当にやりたいことや目標、夢を掘り下げるワークをしています。

心の中では苦痛に思っていることを、ご本人はやらなければならないと思い込んでいて、本当にやりたいことがわからなくなっていることがあります。
それが先日の聞き込みの中で見つかって、ワクワクと話し出したMさん。
急に人が変わったように現実的に考えられるようになりました。

Eさんは、お料理が大好きで教室を開講したい夢を持っておられます。
今まで様々な学びをされてきたましたが、私から見た彼女の魅力はその学びとは違うところでした。
先日初めて、お友達にイタリア料理でおもてなしを試みて大好評だった様子。
大変良いスタートを切られたので、お伝えした魅力をもっと前に出して、また次の一歩を踏み出していただきたいです。

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お料理教室はいくつになってもできる、人生経験が生きる仕事！
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今までの経験、キャリアをフル活用できる仕事です。
なぜなら、それは料理を教えるだけではないからです。

今期は、家族や社会に貢献してきた人が多く受講されています。

子育てが一段落した彼女たちが、ようやく自分の夢に向かう時、聞こえてくるのは「健康的な料理でまわりを元気にしたい」「おかんの料理で笑顔にしてあげたい」「地域の人を繋ぐコミュニケーションの場にしたい」など、また誰かの役に立ちたいという言葉ばかりで、なんて心根が優しく健気なんだろうと、この間は静かに感動しました。

４０代以降が多い当教室の生徒様たちと接していても、常々すごい潜在能力を秘めていると感じています。

料理を作って食べる、また作ってあげることは、クリエイティブでポジティブな行動の積み重ねなので、想像力やまわりを思いやることのできる素質が備わっている人が多いです。

また人の痛みや悩みに共感できたり、世話好き、包容力がありパワフル、おおらか・・・。
教室での料理やおしゃべりを通じて、いつも魅力を感じています。

「私なんて・・・もう年だから・・・」
私から見ると魅力がいっぱいあるのにもったいない！

イタリアのマンマたちが太陽のように明るい笑顔で料理を作り、家族や地域社会を元気にしているのと同じように、不安定な世の中ですが、イタリア料理を通じて自分のまわりに温かさを循環させて元気にしていきたいですね！

そして先日、講座開始から６か月経ったところで、対面＆オンライン受講生さん達とzoom会を開催しました。
それぞれに、イタリア料理を活かしながら、個性ある教室運営や店舗運営をする仲間です。

「少ない調味料で美味しくてびっくりしました。もっと極めたいです！」

「今年は、八重先生にイタリア料理を教われたおかげで、我が家の食卓がとても豊かになりました。
貴重なレシピや、イタリアの知識を丁寧にご教授くださり、ありがとうございました。
先生に出会えて、習う事ができて、本当にラッキーでした。」

嬉しいお言葉をありがとうございます。
あと６か月、2024年はさらに前進していきましょう！

彼女たちの思いを受け、私もますます周りを幸せにしたい人を応援したい。
それぞれの魅力を発掘して能力を輝かせたいと意気込んでいます。

このブログをご覧いただいてるみなさま、今年も大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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